カードゲームで『負ける』ということ(このブログの出発点)
※このブログ並びにこの記事はカードゲームで勝つことや攻略とは一切無縁です。また特定の人物ならびに思想を否定するものではありません。
ご理解の上読んでいただければ幸いです。後、論点や文章がブレブレですので、それも理解していただければ尚幸いです。
重要そうなところは太字で
引用記事などは色付きで表示しております。
この記事の結論から申し上げますと、
「誰でも負けるのだから、負けてもいいじゃん!」
というのが最終結論です。では自由に書かせていただきます。
最初に、今のTCG並びにDCGでインターネット上の目立つ記事って大体
「このデッキで○○CS優勝!!現環境最強か!!」
とか
「○○使い必見!最強デッキ紹介」
とか
「必殺コンボ! 手札○○のみで 先攻1ターンキル!!」
等が大半ですよね。(違ってたらすいません。でも嫌でも目に付くんですよ)
まぁ一部の識者の間では
「リアルTCG」の衰退とかカードゲームのマナーとかに言及していますが、数は圧倒的に少ないと思います。(皆あまり考えないからね)
すなわち、インターネット上でのTCG関連の情報って、まとめると
勝つための一方的な情報
(「一方的な」という表現を使用したのは、自分のデッキやカードの使い方等に主に注目している観点から使用しました。もしかするともっと適切な表現があるのかなと思います。)
が大半を占めるのですね。
翻って、TCGは対戦ゲームである以上勝ちと負けが存在します。
ゲームの終着点には必ず勝者と敗者が存在し、それはゲームが終わるまで、厳密にいえばわからないものです。
したがって、誰でも負けることがあるゲームなのです。
ここで
「いや、僕は生まれて一度もゲームでは負けていない!」
「俺○○においては最強だし!地元では一度も負けてないから」
とかいう反論はあると思います。
しかしそれは当人の視野が狭いだけであり、ゲームそのものへの反論にはなりえません。
事実、あるゲームの世界大会優勝した人でもゲームで負けて切断しちゃった事案とかあったじゃないですか。
話がそれました。TCGのインターネット上の情報を見ると先述の通り、
勝つための情報が大半を占めます。
そのゲームの中で、プレイヤーは「勝たないと面白くないんだな」って錯覚しかねません。なぜなら、情報の目的がすでに「勝つこと」を前提に書かれているからです。それらの情報があふれる中で、勝つこと以外に価値を見出すことは現状困難であると考えております。(この点インターネットがなかったころの情報がマスメディアしかなかった頃を考えたらわかると思います。例:オタクバッシング等。)
さらに、勝つための情報は目標が「勝つため」であり、その情報の海に浸かってしまいますと、「勝つこと以外意味がない」といった勝利追及マンがここに誕生してしまいます。
勝利追及マン自体は悪くない。目標のために頑張ればいいと思うし、情報に操られるのも無理もない。しかし、インターネット上で公開されている情報が勝つための一方的なもので大半を占めるため、勝利追及マンが「他の人も勝つためにやっているんだ」っと認知してしまう。そのため、勝利追及マン以外の他人に対して「勝たないと意味がないんだ!」と相手に思ってしまい、それが、結果的に勝利追及マンがそれ以外の立場から非難される立場になる。勝利追及マンが一種の認知バイアスにかかっている状態とでもいえましょう。このような状態に人がなるのも仕方がないのです。情報が人を操作しているのですから。キッズなら尚更。
しかしながら、昨今のTCG界隈ではガチ勢などカジュアル勢など定期的に争いが発生します。しかも、それはきのこ、たけのこ戦争より無意味です。そして結果的にプレイヤーの交流を狭め、減らすことにつながりかねない悲しい戦争になることを知ってでもやるのですから。人間は怖いですよね。
これを解決するためには、
勝利追及マンに対して、他の人は必ずしも勝つためにやってないんだと自覚させることがまず思い浮かびますが、まず不可能です。
他人の性格や視点を変えるなんて、無理です。
これを自覚しましょう。出来てない方ちらほら見られます。
次に思い浮かんだのが、
自分の性格を変えるといったものですが、これは多大なストレスを与えるとともに、相手変わってないのに、自分を変えるは如何なものかといった疑問も発生し、かえって争いの火種になります。
最終的に思いついたのが、インターネット上の情報について、誰でも負けることがあるゲームなのだから、勝つための情報だけでなく、カードゲームに負けてもいいと思える情報を発信しよう。
という安直な思いで書きました。(実際増えてきているのかな?)
つまり情報をたくさん出して、勝つためだけ情報の世界を薄めてみようといった試みです。さらに、これに対して出た批判などで議論ができれば、それはTCG界隈の発展につながると思っております。
そして、自分の思想を表明することによって少し考えてくれるかなといった一種の希望であるものです。
これが自分がカードゲームを続けてきた中での今の心境です。
「ゲームに負けてもいいじゃん!」って
ちなみに自分はTCGで遊ぶときは運要素もありますが、1戦1戦キチンと戦えたかな。相手のやることの予想は外してないかなと思ってやっております。そのうえで負けてもいいと思っております。負けてもいいと思うことの理由付けは自由だと思っております。
話が変わりますが、2017年の末からTCGのTwitter界隈の発言を漁ってみると、非常に面白いですね。
転載したいけど無断転載は良くないし、許可取るのもめんどくさいし、一部は原典不明だしもうむちゃくちゃなので抜粋。
(実は黎明期からイキっている発言は腐るほどあった)
- カードゲームには『プレイング』というものは存在しない
- エンジョイ勢は負けるためにやっているものではない。
- 原作を知らずにFEサイファをやらないでほしい
- ○○選手、デッキに5枚投入。さらにマークド発覚により失格!
- カーン5400円は高い!ショップは3000円で販売しろ!
- カードゲームやっているやつはほかのゲームで勝てない雑魚。自称実力者ほど雑魚。
(他にもあれば教えてください)
カーンの話題以外は、結局対戦ゲームは勝たなければならないといった思想が出発点だと思っております。それは結局勝利追及している人の論理を強化するだけである主張だと思ってます。
そしてこじらせると、そもそものゲームを否定したりしてしまうといった意見になってしまうのですね。
一つ一つの項目。非常に考察しがいのある項目なのですが、私の浅識非才な頭脳では一つのことに考察するのが精一杯ですので、ここまでにさせていただきます。
駄文・長文失礼しました。
誤字脱字等ありましたら、教えてください。
次回は「『負けたくない』ということ」です。